2023年8月9日にGoodnotes6がアップデートできるようになりました。
GoodNotes5を使っている人はうれしいのと同時にアップデートした方がいいのか迷うところではないでしょうか?
この記事ではGoodNotesを2年半使い続けた私なごむが、Goodnotes6の新機能を動画を交えて説明した上で、アップデートのメリット・デメリットについて徹底解説をします。
わたしが独断で思うGoodnotes6にアップデートすべきかどうかの結論は以下の通りです。
- すでに勉強や仕事でガッツリ使っている人は「買い切り」でアップデート。
- たまに使っているような人は、アップデート不要。
Goodnotes6で追加された新機能 7点
GoodNotes6では7つの機能が追加されました。
それぞれについて動画を交えて解説します。
①ペンジェスチャー
ペンで擦って消去
今までは消しゴムを選択して消去していたのが、ペンを握ったまま消すことができるようになりました。
この動作、どこかでみたことありませんか?
そう、スクリブルの消去と同じです。
この新機能はシンプルながら、実は今回のアップデートで一番使用頻度は高そうです。
消しゴムを選択するよりも早く消せます。
ペンで囲って選択(なげなわツール)
今までは、なげなわツールアイコンを選択して囲っていたのが、ペンで丸を書いて指で画面に触れると選択できるようになりました。
この機能は「擦って消去」ほど使わなさそうです。
理由は現状動作が不安定だから。
「なげなわ(青い点線)にはなるけど移動させようと思うと消えてしまう」という口コミがたくさんあります。
指で反応しにくい人は丸をペンで少し長押ししてもなげなわになるのですが、こちらもうまく反応しないことが多い。
私の場合は、今まで通りのなげなわツールを使った方が確実で早い。
これからアップデートで改善されていくと思いますが、現状は無理して使う機能ではないでしょう。
②数式認識
「数式認識」の機能を試してみた1日目は完全にバカにしていました。
手書きで書いた1+1=2をテキストに変えてくれたところで何の意味があるんだ!
すいません。
その認識、完全に間違っていました。
やってみたら凄いわ、と思いました。
わたしは動画の数式の意味はさっぱり分からないし、一生使わないと思うけど凄い。
学校の先生や数学を生業にしているような人は思ってもみない「超」がつくほどありがたい新機能でしょう。
③スペルチェック
手書きでスペルが間違えた場合に、赤線で指摘して「これと間違えていませんか」と候補も出してくれます。
まだ日本語に対応してないけど、言語を英語にすれば今でも使えます。
修正が手書きの癖を学習して手書きで直してくるのがすごい。
この機能、多分GoodNotesが世界初です。
今回のAIの機能で一番すごいな!と思った機能。
日本語対応が楽しみですね。
自分の文字が汚すぎて赤線だらけになりそうですが・・・。
④AIタイプ入力
テキストを選択して、星マークを押せばAIが語調を自動で変えてくれたり、自動で長くしたり短くしたりしてくれます。
実力はChat GPTなど他の文章生成AIに遠く及ばない、というが現状です。
- 語調をフォーマル、カジュアルに変更したら文章の意味自体が変わってしまった。
- 全く文章が変わらないことがよくある。
- 文章を長くすると意図していない意味の文章に変わることが多い。
- AIの割り当てがあり使用限度がある。ちょっと使ったら半分ぐらいになる。
現状はまだ実用には使えないレベル。
AIは2024年9月に「Ask Goodnotes」としてかなり使える機能となりました。
PDFで取り込んだ書類の内容をAIが理解して、質問に答えてくれます。
- ノートの情報から質問に答え、参考にした場所も教えてくれる。
- ボリュームのあるテキストを要約してくれる。
- ノートの情報からテストを作成してくれる。
- なげなわツールで図を選択して図の内容をAIに質問できる。
⑤インタラクティブ試験対策
手書きで計算をして、間違えたら赤い下線で教えてくれます。
正解するまで赤い下線が出てきます。
専用のノートをマーケットプレイスで購入すれば使えますが、通常のノートでは使えません。
まだまだ実用には使えないけど、勉強に使う人には可能性を感じる機能ですね。
⑥入力候補を表示
パソコンで文章を途中まで書いたら「あなたが書こうとしているのはこれ?」と入力候補を出してくれます。
これ便利ですよね。
これを手書きで出してくれて、手書きで入力してくれる機能です。
現時点(2024年5月)時点では日本語対応はしておらず、英語で対応しています。
英語を勉強している人には重宝しますね。
⑦新しいUI(ユーザー インターフェイス)
見た目が結構変わっています。
ちょっと丸みを帯びて、可愛くなった感じ。
機能面はほとんどGoodNotes5と同じだし、GoodNotes5も全然悪くなかったので、見た目がちょっと変わったなー、というぐらいです。
ノート、フォルダの色を変えることができたり、アイコンをつけることができるようになったのは区別ができて良きです。
ダイナミックテンプレート
新機能7点といいましたが、まだありました。
それは「ダイナミックテンプレート」。
ノートの大きさを自由に変えることができるようになりました。
例えば正方形のノートなども自由に作れます。
設定場所はちょっと複雑。
ノートの追加→「テンプレートからその他の選択肢」→基本のテンプレートを一番右までストローク→「+読み込む」→「サイズ」→「カスタム」から変更できます。
スポイドで色取り込み
もう一つ、さり気なく追加された機能「スポイドで色取り込み」
画面の好きな色を取り入れてペンや蛍光ペンで取り入れることができるようになりました。
やり方は簡単。
ペンのスポイドマークから画面の好きな色のところで「プリセットに追加」するだけ。
マスキングテープ
暗記をするときにとても重宝するアイテム「マスキングテープ」。
キーワードにテープを貼ると、その箇所が見えなくなりますが指やペンでタップすると見える状態になります。
タイムキーパー
シンプルなタイマー。
勉強で時間を区切って集中するときに役に立ちます。
Goodnotes6の更なるアップデート
Goodnotes6はユーザーの意見を聞きながら、凄まじいペースでアップデートされていきます。
しかもこれらのアップデートは完全無料です。
Goodnotes6への3つの選択肢
GoodNotesをアップデートするかどうかは3つの選択肢があります。
Goodnotes6への選択肢 1週間トライアルを使ってみる
↓
A)4,080円で買切
B)1,350/年でサブスク
C)GoodNotes5に戻る
GoodNotes5は当初は買い切り980円、最近買い切り1,500円に値上げしたところですが、その時代から考えると大幅値上げですね。
最近買った人は高い割引率で購入できます。
購入時期 | 買い切り | 年間サブスク |
2023年以前に購入 | 20%オフ | 25%オフ(1年目1,010円、その後1,350円) |
2023年1月1日〜6月30日に購入 | 26.6%オフ | 50%オフ |
2023年7月1日〜8月8日に購入 | 33.3%オフ | 100%オフ(無料) |
結局どうするべき?
Goodnotes6になって、AI面が強化されました。
しかし現状は以下の理由でアップデートの恩恵は少ないと思います。
- 日本語に対応していない機能が多い。
- 実用に使えない機能が多い。
価格も、今までが安すぎたのですがそれなりの値段に上がりました。
以上の理由で、今までGoodNotesを勉強や仕事でたまにしか使っていないような人は、まだアップデートをする必要性は低いと考えています。
Goodnotes6にアップデート後に6で作ったノートは5にダウングレードすると編集ができないデメリットもあります。
すでに、仕事や勉強でGoodNotesをがっつり使ってきていて、生活インフラみたいになっている人は、買い切りのGoodnotes6にアップデートをすべきでしょう。
現状は実用に使えない機能も、時間の問題で便利に使えるようになります。
どうせ買うなら、早めに切り替えて、最新の機能を駆使すべきでしょう。
Goodnotes6になってAndroid、Windows、Web版でもGoodNotesが使えるようになっていますが、全てのOSで使おうと思うとサブスクプランにしないといけないので、ここは注意が必要です。
まとめ
Goodnotes6についての新機能とアップデートすべきかどうかについてご紹介しました。
すでに、生活インフラ並みにGoodNotesを使っている人はアップデートをして今後ますます充実してくるAI機能も使いこなした方が良いでしょう。
しかし、たまに使うような人や、主として使っているノートアプリがGoodNotesでないような人はアップデートは様子見で良いと思います。
そもそも、GoodNotes5はすでに完成されたアプリです。
2023年1月〜5月にGoodNotes5は怒涛の無料アップデートをおこなっています。
たとえば「学習セット」。暗記カードをエクセルから大量に一瞬で作れてしまいます。
たとえば「入力モード」。ワードのようにキーボードで入力しやすくなりました。
たとえば「オーディオノート」。ノートを書きながら録音もメモに同期してできるようになりました。
はっきりいって、Goodnotes6で新たに加わった機能よりも上記3つの機能のほうが、実用に使うにはだいぶ使えます。
こう思うと、価格があがる前にアップデートを繰り返してくれたGoodNotesは良心的といえるかもしれませんね。
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