東野圭吾の新刊「誰かが私を殺した」がオーディブル限定でリリースされました。
累計1400万部を突破した加賀恭一郎シリーズです。
本作は、オーディブルのためだけに書かれた完全書き下ろし。
東野圭吾ファンにとっては気になりますよね。
私は、東野圭吾のファンでオーディブルは8年以上愛用しています。
そんな私が、東野圭吾ファンでオーディブルをよく知らない方にオーディブルの概要とお得に使える方法を解説します。
記事まとめの後に、この作品のあらすじ(ネタバレあり)、私が聴いてみて良かった点、残念だと思った点をを書いています。
事前に知りたくない人は、まとめでより先は読まないでくださいね。
東野圭吾「誰かが私を殺した」の概要
あらすじ
亡き夫の墓参り中、銃撃され命を奪われた国重ホールディングスの女帝・国重塔子(寺島しのぶ)。
霊となった彼女は刑事・加賀恭一郎(高橋克典)に取り憑き、事件の真相を探る。
加賀の新相棒の登場にも注目です。
ナレーター
ナレーション:寺島 しのぶ
国重塔子:寺島 しのぶ
国重 辰真:松坂 桃李
加賀恭一郎:高橋 克典
新澤:逢田 梨香子
新藤 みなみ, 勝 杏里, さとう あい, 稲葉 実, 四宮 豪, 柿田 よしくに, 谷口 誠太郎, 荻野 晴朗, 坂本 くんぺい
関連のYouTube
今まで、東野圭吾はオーディブル化を一切認めていませんでした。
そんな東野圭吾のメッセージが下記のYouTubeで語られています。
下のYouTubeは完成披露プレスの様子です。ナレーションのイメージもよく分かります。
8分以上の長尺でややネタバレを含みますので、視聴にはご注意下さい。
オーディブルとは
本を朗読してくれるサービス
オーディブルとは、スマホなどで本を朗読してくれるサービスです。
アマゾンが経営母体の世界最大のオーディオブックサービス。
特徴は2点あります。
特徴の1つ目はコンテンツ数が圧倒的なこと。
2位のaudiobook.jp(オーディオブック)に大差をつけて圧倒的なコンテンツ数を持っています。
サービス | 聴き放題対象作品 |
---|---|
オーディブル | 12万冊 |
audiobook.jp(オーディオブック) | 1万5千冊 |
ヒマラヤ | 1万冊 |
特徴の2つ目は、コンテンツの質が圧倒的なこと。
池井戸潤や宮部みゆきなどのベストセラー作家から2024年本屋大賞受賞の「成瀬は天下を取りにいく」など読みたい本はほぼ読めます。
しかも、リリースが早く本の発売と同時の場合もあります。
メジャーな作家では、東野圭吾が唯一聞くことができなかった存在でした。
待ち侘びていたので、東野圭吾作品が聞けたのは本当に嬉しかった!
移動時間やお風呂の時間が待ち遠しくなる
オーディブルの魅力は、移動時間やお風呂に入っている時間を読書にあてられること。
通勤・通学(電車・バス・車)やお風呂は1時間〜2時間程度は毎日使っているのではないでしょうか?
この時間が待ち遠しい時間に変わります。
苦痛だった長距離ドライブも楽しくて仕方がない時間に変わります。
無料でオーディブルを使う方法
オーディブルは30日間を完全無料で使えます。
途中で解約をしても30日間は最終日まで使うことができます。
しかも無料で使える回数は1回だけではありません。
私の場合は、無料で使った後しばらくして「2ヶ月99円」キャンペーン、その後に再度30日間無料を試しました。
最終的に契約したものの、7ヶ月間198円で使うことができました。
全くリスクなく利用できるのは嬉しい。
まとめ
東野圭吾ファンの方に、オーディブルの概要・お得に使う方法を解説しました。
オーディブルは、コンテンツの質・量が圧倒的でナレーターの豪華さも圧巻です。
私は、他社のオーディオブックを12年前から使っていましたが、最近はオーディブルばかり使っています
無料・格安で使えるキャンペーンを頻繁に行なっているので、タイミングをみて試してみるのもおすすめです。
\ 移動時間やお風呂が待ち遠しくなる/
30日間 完全無料で使える
【ネタバレあり】誰かが私を殺したのあらすじ
これから先は、ネタバレを多少含む内容になりますので、事前に知りたくない方は読まないでくださいね。
あらすじ
国重ホールディングスの女帝、国重塔子(寺島しのぶ)は亡き夫の月命日に必ず墓参りをしていた。
霧雨の中、墓前で手を合わせていたところ、背後で破裂音が鳴り、背中に衝撃が走った。
気が付けば、彼女は倒れている自分を見下ろしていた。
後ろから銃撃されて命を奪われた塔子の霊は、警視庁捜査一課の刑事・加賀恭一郎(高橋克典)に取り憑き、自分に何が起こったのかを解明しようとする。
今作は、加賀の新相棒として新澤(にいさわ)という茶髪カーリーヘアの30代の女刑事が登場します。
新澤は飄々とした言動と鋭い観察眼で加賀の捜査に新風を吹き込む。
加賀と新澤、霊となった国重塔子は意外な人物に行き着く。
あまりにも切ないラストの東野圭吾らしい作品です。
残念だと思った点
加賀恭一郎が阿部寛ではなく高橋克典
加賀恭一郎シリーズのドラマは阿部寛が演じているので、最初は違和感がある人がいるかもしれません。
しかし、違和感を感じるもの最初の数分。
すぐに、東野圭吾の世界観に溶け込んで、全く気にならなくなります。
高橋克典のナレーションは聞き取りやすく、好感が持てました。
2時間47分の短編であること
オーディブルは10時間以上の長編が多い中で、2時間47分の短編は物足りないと感じる方がいるかもしれません。
逆に言えば、オーディブル初心者にはとっつきやすいとも言えます。
良かった点
ナレーター、BGMのバランスが良かった
ナレーターは豪華さもさる事ながら、キャスティング・アプローチが秀逸。
特に寺島しのぶの朗読は圧巻。
ずっと聴いていたくなります。
BGMや効果音も過度になりすぎず、必要なところで絶妙に挿入することで、作品自体に余計な色をつける事なく完成度を高めています。
新相棒 新澤が魅力的
今回初登場の女刑事 新澤は、ひょうひょうとした言動ながら、かなり優秀で魅力的な人物として描かれています。
ちょっとしたことも鋭い観察眼で気がついて、加賀の推理を手助けします。
加賀との軽妙な掛け合いは今までの相棒にはなかった展開で新鮮です。