【2026年】Tenorshare 4DDiG完全ガイド|評判・危険性・無料版・料金・使い方を実測で解説
- SDカードの写真を、カメラの「全画像消去」やパソコンのクイックフォーマットでうっかり消してしまった。
- USBメモリを挿したら「フォーマットしてください」と出て、仕事の書類が開けない。
- 起動しなくなったパソコンから、中の写真と書類だけでも取り出したい。
こうした場面でデータを取り戻す道具が「データ復旧ソフト」です。ただし、ソフトごとに得意な場面と不得意な場面があります。合わないソフトを選ぶと、取り戻せたはずのデータが戻らないまま終わることもあります。
この記事は、データ復旧ソフトTenorshare 4DDiGの評判から使い方までを1本にまとめたものです。EaseUS・Recoveritを含む3本を自分で買い、同じSDカード・USBメモリ・パソコンで比べました。内容はその結果にもとづいています。読めば、いま困っている状況でデータが戻る見込みがあるのか、無料版で足りるのか、別のソフトを選ぶべきかが分かります。
- 評判は本当か|SDカード・USBメモリで消しただけなら全部戻った。買う前に無料版で確かめられる
- 4DDiGは危険?|無傷のファイルは書き換えなかった。注意は、購入時に付く別製品の7日間体験が自動更新になること
- 無料版|500MBまで保存できる。ただし「無料ダウンロード」ボタンでは入らない
- 実際に戻ったもの|消しただけ・クイックフォーマットは全部戻った。上書きと内蔵SSDのごみ箱では戻らないものが出た
- 料金|永続12,980円で1台(2026年10月時点)。大型アップデートも追加費用なしだった
- 使い方|5ステップ。迷うのは「どこから選ぶか」の1か所だけ
- 起動しないパソコン|起動用USBは2台で起動した。約1分で一覧が出て、88ファイル中84を取り出せた
- 復元以外にできること|ディスクを丸ごと写す・壊れた写真を直す。AIの高画質化は別売り
- EaseUS・Recoveritとの違い|差が出たのは台数・動画・起動しないパソコン・備えの機能
- よくある質問
- まとめ|次にやること3つ
- あわせて読みたい記事
評判は本当か|SDカード・USBメモリで消しただけなら全部戻った。買う前に無料版で確かめられる
評判を調べる人が知りたいのは、本当に戻るのか、買って後悔しないか、の2つです。この記事では第三者の口コミを集めていません。EaseUS・Recoverit・4DDiGの3本を自分で買い、同じデータを同じ消し方で消しました。戻った数を数えた結果で答えます。
買う前に知りたい答えを、先に表にまとめます。
| 知りたいこと | 4DDiGの答え |
|---|---|
| SDカード・USBメモリで消しただけ | ◎全部戻った |
| SDカードをクイックフォーマットした(3本で唯一の満点) | ◎83ファイル全部 |
| USBメモリに「フォーマットしてください」と出た | ○70ファイル中68 |
| 起動用USBから内蔵HDDを読み出す(2009年機) | ○88ファイル中84 |
| 無料版 | ○500MBまで保存できる |
| 永続版の価格(1台) | ○12,980円 |
| 内蔵SSDのパソコンで消してごみ箱も空にした写真(3本とも) | ×50枚中0枚 |
※戻った数は、写真50枚ほかを入れた8GBのSDカードと64GBのUSBメモリでの実測です。起動用USBの行は2009年のパソコン、ごみ箱の行は2023年のパソコン(内蔵SSD)で測りました。版は4DDiG 10.9.6〜11.0.7です。価格は2026年10月時点の公式購入ページの表示です。
4DDiGが向く人、向かない人は次のとおりです。
起動しないパソコンから取り出したい人は、起動しないパソコンの章で測った条件を見てから選んでください。それ以外の人は、このまま読み進めてください。
4DDiGは危険?|無傷のファイルは書き換えなかった。注意は、購入時に付く別製品の7日間体験が自動更新になること
ソフトそのものは安全か、お金を払っても戻らないのではないか、支払いで損をしないか。「危険性」で調べる人の不安は、この3つに分かれます。この章では「安全です」とも「危険です」とも書きません。自分で買って使い、確かめた事実と、確かめていないことを並べます。
ソフトと個人情報の安全性|無傷のファイルは書き換えなかった。ウイルス検査と通信の中身は調べていない
確かめたことは3つです。
- メーカーはTenorshareで、公式サイトには「2007年に香港で設立」と書かれています。会社の正式名称と住所の記載はありません。
- 「復元と修復」をONにして復元しても、無傷のファイルは1バイトも書き換えませんでした(83ファイルが原本と一致)。
- スキャンで見つかる件数は、体験版・無料版・有料版で同じでした(同じSDカードで3,534件)。少なくともこのSDカードでは、無料版だけ見つかる数が少ないということはありませんでした。
確かめていないこともはっきり書きます。調べていないのは、ウイルス対策ソフトでの検査と、ソフトが外部と通信している内容です。Cloud Drive機能でApple IDを入れたときの行き先も調べていません。「公式サイトからダウンロードした」は入手経路の説明であって、安全性を調べた結果ではありません。気になる人は、公式サイトからダウンロードし、手元のウイルス対策ソフトで検査してから入れてください。
払っても戻らない条件|内蔵SSDでごみ箱を空にした写真は0枚。だから先に無料版で確かめる
4DDiGが戻せなかった条件も、同じ検証で出ています。内蔵SSDのパソコン(Windows 11の初期設定)で消して、ごみ箱を空にしました。その写真は、一覧に48枚の名前が元どおり並びました。それでも、保存した中身は50枚中0枚でした(11.0.7。EaseUS・Recoveritも0枚)。USBメモリが「フォーマットしてください」の状態になった条件では、メモ帳(.txt)2個が戻りませんでした。
払う前に無料版で確かめる理由は、ここにあります。戻る条件と戻らない条件の一覧は実測の章にあります。
支払いで知っておくこと|購入時に付く別製品の7日間体験は、7日後に自動更新で課金が始まる
「4ddig 7日間無料」で調べて来た人は、ここを読んでください。4DDiG本体に7日間無料体験はありません。無料で使えるのは、次の章の「無料版」です。購入ページに出てくる「7日間無料」は、購入時に付く別製品の体験を指しています。
公式の購入ページ(2026年10月18日時点)では、どのプランにも別製品の「7日間無料体験」が付いています。公式の説明は次のとおりです。
「4DDiG Windowsデータ復元を購入すると、4DDiG Partition Managerの7日間無料体験が提供されます。その後、自動的に月額3,780円で更新されます。更新前にいつでもキャンセルできます」
この体験は、購入ページで最初からチェックが入った状態です。注文の途中で外せるかどうかは確認していません。
私が2026年8月30日に永続版を買ったときも、別製品の7日間体験が付いてきました。4DDiG File Repairの体験で、7日後は月額5,950円です。要らなかったので解約しましたが、手続きは3段階でした。サポートへのメール、返信のリンク(48時間有効)を開く、PayPal側の自動支払いの停止、の3つです。

月間・年間プランは自動更新です。止め方は公式の解約ガイドに手順があります。本体のプランを解約しても、付いてきた別製品の体験は別に解約が要ります。
無料版|500MBまで保存できる。ただし「無料ダウンロード」ボタンでは入らない
無料でどこまでできるかを知りたい人へ。4DDiGの無料版は、写真50枚(122MB)なら4回分を保存でき、SNSでシェアすると2GBまで増えます(④)。注意が要るのは、入れ方だけです。
①「無料ダウンロード」で入るのは体験版。保存は1ファイルでも購入画面
公式トップの「無料ダウンロード」から入れたソフトで、2.4MBのファイル1つを保存しようとすると、購入画面が出ました。画面の比較表には「リカバリー量:プレビューのみ」と書かれています。スキャンはできますが、保存はできません。


②無料版は専用ページの別インストーラー。インストール直後の枠は500MB
無料版は、公式サイトの「無料データ復元」の専用ページからダウンロードします。落ちてくるファイルの名前には「free」が入ります。ページには「2GBまで」と書かれています。しかし、インストール直後に保存できる枠は500MBでした(2026年8月30日・10.9.6)。2GBにする手順は④に書きます。

③500MBを使い切ると、この画面で止まる
8GBのSDカードで全部を選んで保存すると、1,870ファイル(499MB)で止まりました。画面には「無料復元容量が不足しています」と出ます。保存できた分はそのまま残ります。

ただし、選び方を間違えると写真は0枚になります(使い方の章④)。
④SNSでシェアすると2GBに増える(任意)
枠を使い切ったあとに出る案内からXでシェアすると、枠が2GBに増えました(2026年8月30日)。したくない人は500MBのままで使えます。

買う前の手順は次の4つです。
- 専用ページから無料版を入れる
- 消えたSDカードやUSBメモリをスキャンする
- 元のフォルダ名が見える側から、大事なファイルを数枚選んで保存する
- 保存したファイルが開けるか確かめる
ここまで無料でできます。開けたら、500MBまではそのまま無料版で保存し、超えるなら有料版を検討してください。
4DDiGの概要とインストールの手順は、無料版の詳細記事にまとめています。
実際に戻ったもの|消しただけ・クイックフォーマットは全部戻った。上書きと内蔵SSDのごみ箱では戻らないものが出た
消し方を変えて8回測ると、戻る数は条件で大きく変わりました。数え方は厳しめです。戻ったファイルは原本と1バイト単位で照合し、1バイトでも違えば「戻っていない」と数えています。ソフトの「復元できました」の表示は数えていません。
| 何をしたか | 4DDiG | EaseUS | Recoverit |
|---|---|---|---|
| USBメモリで消しただけ(88ファイル) | ◎88/88 | ◎88/88 | ◎88/88 |
| SDカードをカメラの「全画像消去」で消した | ◎写真50/50 動画15/15 | ◎写真50/50 動画15/15 | ◎写真50/50 動画15/15 |
| SDカードをクイックフォーマットした(83ファイル) | ◎83/83 | ○82/83 | ○82/83 |
| USBメモリに「フォーマットしてください」と出た(70ファイル) | ○68/70 | ◎70/70 | ◎70/70 |
| 消えたあとも撮り続けた(82MB上書き) | △写真17/50 動画15/15 | ×写真17/50 動画0/15 | △写真17/50 動画15/15 |
| exFATのUSBメモリをNTFSでクイックフォーマットした(88ファイル) | △53/88 | △50/88 | △49/88 |
| 起動しないパソコンから起動用USBで取り出す(88ファイル) | ○84/88 | ◎88/88 | ×13/88 |
| パソコンで消してごみ箱も空にした(内蔵SSD・写真50枚) | ×0/50 | ×0/50 | ×0/50 |
※4DDiGの版は、1〜5行目が10.9.6、6〜7行目が11.0.2.1、8行目が11.0.7です。
※7行目は、パソコンが起動する状態のまま(内蔵HDDも壊さずに)、起動用USBから中身を読み出せるかを測ったものです。4DDiGの約1分は、一覧が出るまでの時間です。予備コピーの有無など条件の差は、起動しないパソコンの章に書いています。

自分の場合に当てはめると、次のようになります。
- SDカード・USBメモリで消しただけなら、88ファイル全部が戻りました。同じファイルシステムのままクイックフォーマットしただけでも、83ファイル全部です。同じ状況なら、戻る見込みは高いです。
- 消したあとも撮影や保存を続けていたら、新しいデータが古い場所に書き込まれ(上書き)、その分は戻りません。削除後に82MBを書き込んだSDカードでも、今回の動画15本は戻りました。
- USBメモリに「フォーマットしてください」と出た条件では、写真50枚と書類18個は戻り、メモ帳(.txt)2個が戻りませんでした。ファイルシステム(exFATからNTFS)を変えてフォーマットし直すと、メモ帳20個は3本とも戻りませんでした。
- パソコン本体で消して、ごみ箱も空にした写真は、50枚とも戻りませんでした(3本とも同じ)。一覧には48枚が元の名前で出ましたが、保存すると中身は別のデータでした。Windows 11の初期設定(ドライブの暗号化がオン)の内蔵SSD1台で試した結果です。ソフトを買う前に、OneDriveやバックアップに残っていないかを確かめてください。

スキャンで出る件数や容量の多さで選ばないでください。USBメモリの88ファイル(123MB)を消して測ったときの、一覧に出た容量で比べます。EaseUSは706MB、Recoveritは244MB、4DDiGは124MBでした。4DDiGの一覧は3本の中でいちばん実データの量に近く、件数が少なくても88ファイル全部が戻っています。

同じ消し方でも、SDカードとパソコン本体のSSDでは結果が正反対でした。
料金|永続12,980円で1台(2026年10月時点)。大型アップデートも追加費用なしだった
いくら払えば戻せるかを知りたい人へ。Windows版は3つのプランがあり、どれも1台で使えます。価格は、2026年10月18日に公式の購入ページで確認した税込の金額です。
| Windows版(税込) | 永続 | 年間 | 月間 |
|---|---|---|---|
| 価格 | 12,980円 | 8,980円 | 6,480円 |
| 使える台数 | 1台 | 1台 | 1台 |
| 自動更新 | ○なし(買い切り) | △あり | △あり |
| 無料アップデート | ずっと | 1年 | 1か月 |
大型アップデートが追加費用なしだったので、永続版をすすめます。2026年8月に買った永続版は、10.9.6から11.0.2.1、さらに11.0.7へ追加費用なしで更新できました。購入ページにも、永久ライセンスは「生涯無料アップグレード」と書かれています。
月間6,480円は自動更新で、2か月分(12,960円)が永続版とほぼ同額です。1回だけ使ってすぐ解約するつもりの人以外は、永続版のほうが安く済みます。
購入ページの上部にクーポンコードが表示されます。2026年10月18日時点は30%OFFの「MTA30OFF」で、注文画面に貼り付けて使います。私が8月に買ったときも、同じ種類のコードで13,280円が9,296円になりました。コードは時期で変わるので、購入ページの表示を確認してください。
同じ購入ページに、2つの価格が並んでいます(10月18日時点)。上部のバナーは「期間限定キャンペーン 9,980円」、プラン欄は「永久 12,980円」です。どちらの金額になるかは、注文画面に出る金額で確かめてください。
支払い方法は、クレジットカード・PayPal・ダイレクトデビット・小切手や為替・ファックスでのカード決済です。カードはVisa・Mastercard・JCB・AMEXなどが使えます(公式FAQ)。
購入時に付いてくる別製品の7日間体験と自動更新については、危険性の章に書いたとおりです。要らなければ、更新前に解約してください。
Mac版も3プランあり、どれも1台です。この記事の実測はすべてWindows版で、Mac版は試していません。
| Mac版(税込) | 永続 | 年間 | 月間 |
|---|---|---|---|
| 価格 | 12,980円 | 10,980円 | 7,980円 |
| 使える台数 | 1台 | 1台 | 1台 |
| 自動更新 | ○なし(買い切り) | △あり | △あり |
基本情報|Windows 7〜11・Tenorshare製・無料版は500MBまで
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| メーカー | Tenorshare(公式サイトに「2007年に香港で設立」と記載) |
| 最新版 | 11.0.7(2026年10月10日)。この記事の実測は10.9.6〜11.0.7 |
| 対応OS・ Windows |
Windows 11・10・8.1・8・7(技術仕様ページ) |
| 対応OS・ Mac |
Mac版は別製品。対応するmacOSは公式ページで確認(この記事では未測定) |
| 必要な環境 | CPU 1GHz以上・メモリ512MB以上・空き200MB以上 |
| 対応する機器 | 内蔵・外付けのHDD/SSD、USBメモリ、SDカード、デジタルカメラなど |
| ファイル システム |
FAT16・FAT32・exFAT・NTFS(技術仕様ページ) |
| ファイル形式 | 2,000種類以上(公称)。写真・動画・音声・Office・PDFなど |
| 日本語 | 対応(起動用USBの画面も日本語) |
| 無料版 | あり。500MBまで保存できる(SNSシェアで2GB) |
| 価格・ Windows |
月間6,480円/年間8,980円/永続12,980円(税込・1台) |
| 価格・ Mac |
月間7,980円/年間10,980円/永続12,980円(税込・1台) |
| 返金 | 30日(技術的な問題を解決できない場合のみ) |
| 問い合わせ | サポートフォーム(返信は平日24時間・休日48時間以内と公式FAQに記載) |
使い方|5ステップ。迷うのは「どこから選ぶか」の1か所だけ
操作で迷うのは1か所だけです。手順は5つで、注意が要るのは④の「どこから選ぶか」です。
①消えたSDカードやUSBメモリを選ぶ
ホーム画面に、つないであるSDカードやUSBメモリが並びます。SDカードは「USB ドライブ (D:)」と表示されました。消えたSDカードやUSBメモリを1つ選び、「スキャン」を押します。

②「どのタイプのファイルを復元したいですか」は、そのまま進む
最初に、復元したいファイルの種類を選ぶ画面が出ます。ほかの2本には無い手順ですが、最初からチェックが入っているので、そのまま「スキャン」で進みます。

③スキャン|8GBのSDカードで約5分半
8GBのSDカードで約5分半でした。EaseUSとほぼ同じで、Recoveritの約半分です。終わる前でも、見つかったファイルの一覧と中身を見られます。

④「パス」タブの「パスが不明なファイル」にある、カメラのフォルダ名から選ぶ
結果画面には「パス」と「タイプ」の2つのタブがあります。「パス」タブを開くと、「パスが不明なファイル」の下にカメラのフォルダ名(「109_PANA」など)があります。そこから、戻したいフォルダやファイルにチェックを入れます。「再構築されたファイル」は選びません。

「タイプ」タブで全部にチェックを入れて復元しないでください(無料版・有料版とも)。無料版で全部を選ぶと、「再構築されたファイル」側の小さな断片が先に500MBの枠を使い切ります。その結果、写真は50枚中0枚でした。有料版でも、「タイプ」側から選んだ1回目は0ファイルでした。「パス」側から写真50枚だけを選び直すと、50枚とも元のまま戻り、保存は5秒でした。全部を戻すときも、「パス」側で2つの枝を選ぶと83ファイル全部が戻りました。


名前やプレビューが出ても、中身が戻るとは限りません。
⑤別の場所に保存する
「復元」を押し、保存先に別の場所(パソコン本体か、別のUSBメモリ)を指定します。消えたSDカードの中には保存しないでください。戻る前のデータを上書きしてしまいます。保存先には日時の付いたフォルダが作られ、元のフォルダ名のまま入ります。
保存のときに「破損したファイルを修復しますか?」と聞かれます。有料版だけ「復元と修復」を選べます。SDカードとUSBメモリの2回では戻った数は変わらず、時間だけが長くなりました(最大で4倍ほど)。急ぐときは「復元のみ」で問題ありません。


起動しないパソコン|起動用USBは2台で起動した。約1分で一覧が出て、88ファイル中84を取り出せた
パソコンが起動しなくなり、中の写真や書類を取り出したい人へ。4DDiGの有料版には「クラッシュしたPC」という機能があります。別のパソコンで起動用USBを作り、動かないパソコンをそのUSBから立ち上げて中身を取り出します。
測った条件を先に書きます。2009年のパソコン(Let’s note CF-S8・HDD 222GB・メモリ4GB)を使いました。写真50枚と書類38個を入れました。パソコンは起動する状態のまま(内蔵HDDも壊さずに)、起動用USBから中身を読み出せるかを測っています。見出しの「約1分」はクイックスキャンで一覧が出るまでの時間で、保存には1〜2分かかりました。
①起動用USBを作る|BUFFALOの32GBで約4分。作れないUSBメモリもあった
別のWindowsパソコンで「クラッシュしたPC」を選び、USBメモリを指定して「今すぐ作成」を押します。USBメモリの中身は消えます。BUFFALOの32GBでは約4分で完成しました。KIOXIAの64GBでは、バージョンを上げても、USBポートを変えても、管理者として実行しても作れませんでした。作れないときは、別のUSBメモリで試してください。

②2009年機と2023年機の両方で起動した。画面は日本語
動かないパソコンにUSBを挿し、起動メニュー(Lenovoでは F12)からUSBを選びます。すると4DDiGの画面が立ち上がります。2009年のLet’s note CF-S8と、2023年のLenovo IdeaPad Slim 5で起動しました。画面は最初から日本語です(Recoveritの起動用USBは最初が英語)。

③暗号化(BitLocker)されたパソコンは、回復キーの入力欄が出た
2023年機は、Windows 11の初期設定のままドライブの暗号化(BitLocker)が有効でした。4DDiGはこれを「Bitlockerによって暗号化されています」と認識し、回復キーの入力欄を出しました。キーは入力していないので、読めるところまでは確かめていません。回復キーが手元にある人は試せます。Recoveritの起動用USBは同じパソコンを「Unformatted」と表示し、暗号化に気づきませんでした。

④2009年機から88ファイル中84を取り出せた。EaseUSは88、Recoveritは13
2009年機では、クイックスキャンが約1分で終わりました。「パス」タブの「既存のファイル」の下に、持ち主のフォルダが元の名前で並びました。写真47枚と書類37個の84ファイルを外付けのUSBメモリに保存し、原本と一致しました。写真3枚とプレゼン資料1個は保存されませんでした(一覧に出なかったとみられます)。
同じパソコンで、EaseUSは88ファイル全部を取り出せました(写真が見えるまで31分)。Recoveritは最初のスキャンに約6時間半かかり、取り出せたのは13でした。条件の差が1つあります。4DDiGとRecoveritの回は、デスクトップに同じ88ファイルの予備コピーがある状態でした。EaseUSの回にはありませんでした。4DDiGの84は、写真と書類の2つのフォルダから選んだ数です。予備コピー側を足すと、88ファイルすべてが原本と一致しました。


起動用USBの結果画面でも、「タイプ」タブで全部を選ぶと保存先の容量不足で止まりました。ここでも「パス」側から、必要なフォルダだけを選んでください。
⑤体験版(ログインしていない状態)では、作成の段階で購入画面になる
ログインしていない体験版の状態で「クラッシュしたPC」を進めました。USBを作る段階で「Pro版を購入してください」の画面になります。この機能を使うには有料版が必要です。無料版(ログイン済み)で作れるかは測っていません。

起動しないパソコンからの取り出しは、次の記事でも詳しく書いています。
復元以外にできること|ディスクを丸ごと写す・壊れた写真を直す。AIの高画質化は別売り
ホーム画面に並ぶ機能を、1つずつ押して確かめました。有料版に含まれる機能と、押すと別売りの購入ページになる機能があります。
| 機能 | 何ができるか | 試した結果 |
|---|---|---|
| ディスクイメージ | HDD・SSDを丸ごと1つのファイルに写す | ◎ 使えた474GBの内蔵SSDでイメージを作成できた(正常なディスクで試した) |
| 写真修復 | 開けなくなった写真を直す | ○ 一部直る先頭が壊れた2枚は直った。後ろや途中が欠けた4枚は直らない(3本とも同じ結果) |
| 動画修復・ ドキュメント修復 |
開けなくなった動画・文書を直す | △ 未確認押しても購入画面にはならない。直るかは試していない |
| クラッシュしたPC | 起動用USBを作り、起動しないパソコンから取り出す | ◎ 使えた2台で起動し、88ファイル中84を取り出せた |
| カメラ復元 | 写真と動画だけを対象にスキャンする入口 | △ 画面のみ文書は出ない。通常の復元より戻る数が増えるかは測っていない |
| Cloud Drive | OneDrive・iCloud・Dropboxのデータを探す(公式の説明) | △ 画面のみOneDriveはエラーで中止。iCloudはApple IDのサインイン画面(入力していない) |
| AI修復5種 (高画質化・カラー化など) |
ぼやけた写真や動画を鮮明にする。白黒をカラーにする | × 別売り押すとブラウザで別製品「4DDiG File Repair」の購入ページ(年間9,900円・月間5,950円) |
| iPhone/iPad データ復元 |
iPhoneのデータを戻す | × 別アプリ押すと「UltData」が別にダウンロードされる |
ディスクイメージ|弱ったHDD・SSDを先に丸ごと写し、元のディスクに何度も触らずに済む
ホーム画面の「ディスクイメージ」から、ドライブを選んで保存先を指定します。すると1つのファイル(.ddg)に丸ごと写せます。474GBの内蔵SSDで作成が完了しました。写したファイルを読み込む入口もありますが、読み込みまでは試していません。


写真修復|先頭が壊れた写真は直る。後ろが欠けた写真は直らない
わざと壊した写真6枚で試しました。先頭の一部を壊した2枚は直りましたが、後ろ4割が欠けた2枚と、途中が欠けた2枚は直りませんでした。EaseUS・Recoveritも同じ結果で、修復の性能で損をすることはありません。画面に「成功」と出ても、写真に埋め込まれた小さなサムネイルだけが出てくることがあります。保存した写真を開いて確かめてください。

AIの高画質化・カラー化は別売り|押すとブラウザで購入ページが開く
修復ツールは9種類並んでいますが、有料版に含まれるのは動画・写真・ドキュメントの基本3種です。AIを使う5種(音声修復・動画と写真の高画質化・動画と写真のカラー化)は別です。押すとブラウザが開き、別製品「4DDiG File Repair」の購入ページになります。4DDiGの有料版を買っても使えません。File Repairは、別の記事で試しています。

iPhoneのデータは、4DDiG本体では扱えません。ツールボックスから押すと、別アプリのUltDataが入ります。

EaseUS・Recoveritとの違い|差が出たのは台数・動画・起動しないパソコン・備えの機能
3本で迷っている人へ。消しただけ・クイックフォーマットしただけなら写真はどれも全部戻ったので、違いが出た点だけを表にします。
| 比べた点 | 4DDiG | EaseUS | Recoverit |
|---|---|---|---|
| 永続版の価格・台数 | 12,980円・1台 | 19,690円・1台 | 12,980円・2台 |
| 無料版で保存できる量 | ○500MB(シェアで2GB) | ○500MB(シェアで2GB) | ○500MB |
| 消したあとも撮り続けたSDカードの動画 | ◎15/15 | ×0/15 | ◎15/15 |
| 起動しないパソコンから取り出す(2009年機・88ファイル) | ○84/88 | ◎88/88 | ×13/88 |
| 暗号化(BitLocker)されたパソコンを起動用USBから読む | △回復キーの画面まで出た | △回復キーの画面まで出た | ×暗号化に気づかなかった |
| 消す前の備え(消す前の状態を自動で残す機能) | ×なし | ○あり | ×なし |
| 顔写真をAIで補正する | ×別売り | ×なし | ○あり(有料版に含まれる) |
パソコン1台で長く使う人には、4DDiGがリーズナブルです。2台で使うならRecoverit、起動しないパソコンからの取り出しが目的ならEaseUSが候補になります。3本の詳しい比較は、次の記事にまとめています。
よくある質問
無料版で保存できません。なぜですか?
原因は3つのどれかです。
- 公式トップの「無料ダウンロード」から入れた体験版を使っている(保存できない)
- 500MBの枠を使い切った(「無料復元容量が不足しています」の表示)
- 「タイプ」タブで全部を選び、小さな断片が枠を使い切った
復元できないときは、どうすればいいですか?
よくあるのは次の3つです。消したあとに上書きされた、プレビューで中身が出ない、内蔵SSDのパソコンで消してごみ箱を空にした、です。異音がする・認識が不安定・水に濡れた場合は、ソフトを使わず業者に相談してください。通電を繰り返すほど状態が悪くなります。
「4ddig 7日間無料」とは何ですか?
4DDiG本体の無料体験ではなく、購入時に付く別製品の7日間体験です。7日後は自動更新で課金が始まるので、詳しくは危険性の章を読んでください。無料で使えるのは無料版です。
月額プランや、付いてきた体験の解約はどうすればいいですか?
公式の解約ガイドに手順があります。付いてきた別製品の体験は、本体とは別に解約が要ります。
返金はありますか?
30日以内で、技術的な問題を解決できない場合に限られます(返金ポリシー)。当てにせず、先に無料版で見えるかを確かめてください。
学生割引はありますか?
StudentBeansに登録した学生向けに45%OFFがあります(ドル建て)。購入ページに案内があります。
iPhoneのデータも戻せますか?
4DDiG本体では扱えません。ツールボックスから押すと、別アプリのUltDataが入ります。
Mac版も同じ性能ですか?
測っていません。この記事の数字はすべてWindows版です。Mac版の料金は料金の章の表のとおりです。
復元先は元のSDカードでいいですか?
いけません。パソコン本体か別のUSBメモリに保存してください。元のSDカードに保存すると、戻る前のデータを上書きしてしまいます。
どうやって測りましたか?
3本とも自分で買いました。同じ写真50枚と動画・書類を8GBのSDカードと64GBのUSBメモリに入れ、消し方を変えて測りました。起動しないパソコンと、パソコン本体のごみ箱も含めて8回です。戻ったファイルは原本と1バイト単位で照合し、1バイトでも違えば「戻っていない」と数えています。
まとめ|次にやること3つ
- 無料版(専用ページ)を入れて、戻したいファイルが見えるか確かめる
- 大事なものを数枚だけ保存して、開けるか確かめる。500MB(シェアで2GB)までなら、そのまま無料で保存する
- 超える、または起動しないパソコンから取り出すなら有料版。長く使うなら永続版(クーポンコードを確認)
起動しないパソコンからの取り出しが目的の人は、起動しないパソコンの章の条件を見てから選んでください。

月間プランは自動更新なので、使い終わったら解約を忘れないでください。
